映画「トイレット」 ― 2010年10月31日 18時10分
映画「トイレット」を観る。
荻上直子監督作品は、「バーバー吉野」、「かもめ食堂」、「めがね」のいずれも私のツボにはまっているので期待して観たのですが、この作品もはまりました(*^^)v
カナダのある研究所に勤めるレイ(アレックス・ハウス)は、「人生は退屈の繰り返し。何も求めず、何も期待しない」生き方をしていた。
同僚ともろくに話さず、家ではガンプラに熱中する毎日。
しかし母が死んだ数日後、ひとり暮らしのアパートが火事に遭った為、母が遺した家に戻る。
ひきこもりの兄・モーリーと気の強い大学生の妹・リサ、猫の“センセー”、そして母が日本から呼び寄せた“ばーちゃん”(もたいまさこ)と心ならずも暮らすことになった。
朝、ばーちゃんのトイレは長く、出てくると必ず深いため息をつく。彼女は一言も話さず、何を考えているのかわからない。
本当に血がつながっているのだろうか?
3000ドルでDNA鑑定を依頼するレイだったが、意外な事実が明らかになり――。
くすりと笑える中にも、家族とは何だろうかと考えさせられる作品だった。
作品の中で、たった二言しか話さなかったばーちゃん。
英語は通じないように見えるけれど、心を込めて一生懸命話せば、ちゃんと伝わるのだ。
3人に振り回されているとキレてしまったレイに、ギョーザを焼いてそっと出してくれるばーちゃんの温かさ。
言葉や血のつながりがなくても、心のつながりこそが家族なのかもしれない。
そしてそれは、ありのままの自分を受け入れてくれる存在なのだと気付かされる作品だった。
荻上直子監督作品は、「バーバー吉野」、「かもめ食堂」、「めがね」のいずれも私のツボにはまっているので期待して観たのですが、この作品もはまりました(*^^)v
カナダのある研究所に勤めるレイ(アレックス・ハウス)は、「人生は退屈の繰り返し。何も求めず、何も期待しない」生き方をしていた。
同僚ともろくに話さず、家ではガンプラに熱中する毎日。
しかし母が死んだ数日後、ひとり暮らしのアパートが火事に遭った為、母が遺した家に戻る。
ひきこもりの兄・モーリーと気の強い大学生の妹・リサ、猫の“センセー”、そして母が日本から呼び寄せた“ばーちゃん”(もたいまさこ)と心ならずも暮らすことになった。
朝、ばーちゃんのトイレは長く、出てくると必ず深いため息をつく。彼女は一言も話さず、何を考えているのかわからない。
本当に血がつながっているのだろうか?
3000ドルでDNA鑑定を依頼するレイだったが、意外な事実が明らかになり――。
くすりと笑える中にも、家族とは何だろうかと考えさせられる作品だった。
作品の中で、たった二言しか話さなかったばーちゃん。
英語は通じないように見えるけれど、心を込めて一生懸命話せば、ちゃんと伝わるのだ。
3人に振り回されているとキレてしまったレイに、ギョーザを焼いてそっと出してくれるばーちゃんの温かさ。
言葉や血のつながりがなくても、心のつながりこそが家族なのかもしれない。
そしてそれは、ありのままの自分を受け入れてくれる存在なのだと気付かされる作品だった。
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