モネ展2016年03月21日 21時30分


モネ展@京都市美術館
京都市美術館で「モネ展」を観た。
マルモッタン・モネ美術館のモネ・コレクション約90点を展覧。
「印象、日の出」の展示は本日までの為、チケットを買い求める人の行列ができていた。
幸い、私は地下鉄の駅構内で購入していたので、すぐに入館できましたが、会場内も大混雑!
人を見ているのか、絵を観ているのか分からないくらい(-_-;)
しかし、一見の価値ありでした。

「印象、日の出」は、絵の内側から輝いているのではないかと見まがうような作品だった。
天文学者らの調査で、1872年11月13日午前7時35分頃に描かれたと特定されたそう。
夜明け直後のほの暗さと、港を照らし始めた朝日の柔らかな光が混在している。
そして、今描いたばかりのような瑞々しさ。
あまりの美しさに見惚れてしまって、立ち去りがたく、何度も立ち戻ってしまった。
この一枚のために、訪れて良かったと心から思った。
ちなみにこの作品だけは、マルモッタン・モネ美術館の希望でLED照明が当てられています。

モネの次男の肖像画「ジャン」、そしてルノワールが描いた「新聞を読むクロード・モネ」も素晴らしかった。
また、20歳前後に描いた風刺画が多数展示されていて、モネの意外な一面も垣間見えた。
目の手術後に使用していた眼鏡やパレットからは、モネの体温が伝わってくるよう。
春の京都の3連休を甘く見ていて大変でしたが、素晴らしい美術鑑賞ができて大満足でした。
この展覧会は、5月8日(日)まで。

会場を出たところに、田辺誠一画伯の「モネ in JAPAN」が展示されていました。
こちらは撮影OK。ちょっと脱力した感じ(?)で、そこはかとなく面白いです(*'▽')
田辺誠一「モネ in Japan」